<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>雪・霜 アーカイブ - 気象のうと</title>
	<atom:link href="https://www.agriweather-jp.com/category/chishiki/%E9%9B%AA%E3%83%BB%E9%9C%9C/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://www.agriweather-jp.com/category/chishiki/雪・霜/</link>
	<description>気象と農をつなぐ　by天気のおっちゃん</description>
	<lastBuildDate>Sat, 30 Dec 2023 05:05:57 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.5.3</generator>

<image>
	<url>https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/cropped-bf912b5bc1720518d95660ce42a89bc8-32x32.png</url>
	<title>雪・霜 アーカイブ - 気象のうと</title>
	<link>https://www.agriweather-jp.com/category/chishiki/雪・霜/</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>霜の被害はなぜ起きる</title>
		<link>https://www.agriweather-jp.com/chishiki-shimo/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[天気のおっちゃん]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 26 Feb 2023 08:38:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[気象の基礎知識]]></category>
		<category><![CDATA[雪・霜]]></category>
		<category><![CDATA[原因]]></category>
		<category><![CDATA[天気図]]></category>
		<category><![CDATA[霜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.agriweather-jp.com/?p=509</guid>

					<description><![CDATA[<p>霜の被害はなぜ起きるのか。霜が発生する気象条件や霜ができるメカニズム、真冬の霜より遅霜が恐ろしいわけを気象・農業両面から解説します</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-shimo/">霜の被害はなぜ起きる</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>　農地や芝生だけでなく、金網などにも霜が降りている光景は、積雪の少ない地方(瀬戸内や関東平野など)でも真冬には普通に見られます。</p>



<p>　真冬に霜が発生しているうちは、農業への被害は特に発生しません。</p>



<p>　しかし、春になってから霜が発生すると、いろいろな農作物に障害が発生します。</p>



<p>　<span class="bold">霜はなぜ発生するのか、どうして農作物に被害が出るのか、解説します。</span></p>



<p>　なお、具体的な晩霜対策については、<a href="https://www.agriweather-jp.com/bosai-banso/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>をご覧ください。</p>



<!-- MAF Rakuten Widget FROM HERE -->
<script type="text/javascript">MafRakutenWidgetParam=function() { return{ size:'468x160',design:'slide',recommend:'on',auto_mode:'on',a_id:'3789498', border:'off'};};</script><script type="text/javascript" src="//image.moshimo.com/static/publish/af/rakuten/widget.js"></script>
<!-- MAF Rakuten Widget TO HERE -->



<h2 class="wp-block-heading">霜はどのように発生するのか</h2>



<h4 class="wp-block-heading">霜の起きやすい気圧配置</h4>



<p>　冬から春に向かうと、日本付近では西高東低の冬型気圧配置が徐々に緩んできます。</p>



<p>　すると、中国大陸でできた移動性高気圧や東シナ海でできた温帯低気圧が、西から交互にやってきて、天気は周期的に変わるようになります。</p>



<p>　このような状況で、日本の上空を移動性高気圧が覆うことがよく起こります。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">移動性高気圧に覆われ、昼は暖かく夜は寒いような条件が、晩霜の直接的な原因</span></span>となります。</p>



<p>　下図は、福島県など東北地方が遅霜の被害を受けた2021年4月27日の天気図です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="830" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/02/0008fc36938394ac263bd9d43aba1458-1024x830.png" alt="遅霜が発生した移動性高気圧に覆われた日本付近の天気図" class="wp-image-522" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/02/0008fc36938394ac263bd9d43aba1458-1024x830.png 1024w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/02/0008fc36938394ac263bd9d43aba1458-300x243.png 300w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/02/0008fc36938394ac263bd9d43aba1458-768x622.png 768w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/02/0008fc36938394ac263bd9d43aba1458-1536x1245.png 1536w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/02/0008fc36938394ac263bd9d43aba1458-2048x1659.png 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">2021年4月27日9時の天気図(気象庁)</figcaption></figure>



<h4 class="wp-block-heading">霜が起きる原因</h4>



<p>　昼は雲がなく日射があって暖かくなりますが、夜になると上空に雲がないことから<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">放射冷却</span></span>が起こり温度が下がります。</p>



<p>　この時、湿度が高ければ、空気中の水蒸気が水滴となり、霧となって雲の代わりになるので、地表の温度の低下は抑えられます。</p>



<p>　しかし、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">湿度が低い</span></span>と空気中の水蒸気が凝結する前に、地表付近はどんどん冷えていって<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">冷たい空気が地表付近に滞留します</span></span>。</p>



<p>　すると、地表近くの水蒸気は露となって葉につき、やがて凍るか、あるいは直接凍って地表周辺のものに付着します。</p>



<p>　これが私たちが霜と呼んでいるものの正体です。</p>



<a rel="nofollow" href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"><img decoding="async" src="//image.moshimo.com/af-img/0068/000000004159.gif" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img decoding="async" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" width="1" height="1" style="border:none;">



<h2 class="wp-block-heading">真冬の霜は怖くない</h2>



<p>　では、晩霜(おそじも)はなぜ怖いのでしょうか。</p>



<p>　その話に入る前に、<span class="bold">真冬の霜は</span>なぜ<span class="bold">怖くない</span>のかについて、お話しします。</p>



<h4 class="wp-block-heading">真冬に弱い植物</h4>



<p>　夏に繁茂する植物(農作物)にとって、真冬の寒さは大敵です。</p>



<p>　植物は根から水や養分を吸い上げ、葉から蒸散させることで、水を循環させています。</p>



<p>　ところが、氷点下になると、水は凍ってしまうので、植物は水をうまく循環させることができません。</p>



<p>　このような植物は、根から葉までの水の輸送がうまくいかず、水分不足で枯れてしまいます。</p>



<p>　また、葉などの細胞内で体内の水分が凍り、細胞が破壊され、枯れてしまう場合もあります。</p>



<p>　しかし、農業では、<span class="bold">こうした植物は冬枯れることを前提に栽培されているので、真冬に霜で枯れても被害とはいいません</span>。</p>



<p>　(南九州など温かいところで、霜が11月など早く発生して被害が出ることはあります)</p>



<h4 class="wp-block-heading">冬に強い植物</h4>



<p>　しかし、植物によっては、冬をうまくやり過ごして、春になるとすくすく伸びる種類もあります。</p>



<p>　落葉樹は冬は葉を落として枯れているように見えますが、春になると新芽が伸び、あるいは花を咲かせ、活発に生育します。</p>



<p>　また、常緑樹でも冬はほとんど生育しません(だから年輪ができる)が、生理活性を落としているだけで、死んでいるわけではありません。</p>



<p>　ほうれんそうのように、葉菜類の弱そうに見えるものも、体内に糖分を蓄えて浸透圧を上げ、凍りにくくすることで、冬を越しています。</p>



<p>　こうした植物では<span class="bold"><span class="marker-under-red">冬を越すための機能が備わっていて、少々の霜ではびくともしません</span></span>。</p>



<p>　以上のことから、真冬に栽培されている農作物は冬に強い種類であり、真冬の霜の害は問題にはならないのです。</p>



<a rel="nofollow" href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"><img decoding="async" src="//image.moshimo.com/af-img/0068/000000004159.gif" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img decoding="async" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" width="1" height="1" style="border:none;">



<h2 class="wp-block-heading">なぜ晩霜は被害が出るのか</h2>



<h4 class="wp-block-heading">花や新芽は寒さに弱い</h4>



<p>　さて、春になると、このようにして冬を越した植物が花を咲かせたり、新芽をのばしたりします。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">植物が花を咲かせたり、新芽をのばしたりするには、</span></span>何℃以上が何日以上といった、一定の温度条件(積算温度といいます)が必要なことが多いので、<span class="bold"><span class="marker-under-red">ある程度暖かい日が定着しないと、植物は反応しません</span></span>。</p>



<p>　ただ、<span class="bold"><span class="marker-under-red">一度植物が伸びようとアクセルを踏めば、今度は気温に関係なく、元の休眠状態に戻ることはありません</span></span>。</p>



<p>　このようにいったん暖かくなって、植物が本格的に生育をはじめてから、急に寒さが襲って霜が発生することを晩霜といいます。</p>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">晩霜は咲いたばかりの花や新芽など、やわらかく弱いところに被害を起こします。</span></span></p>



<p>　すると、<span class="bold"><span class="marker-under-red">花では受精ができなかったり、将来果実になる部分が枯れてしまったりします</span></span>。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">新芽も枯れてしまい、ひどい場合にはその植物全体が枯れてしまうことにつながります。</span></span></p>



<p>　霜が直接つくことによる被害と、低温で植物体が凍ってしまう被害とがありますが、一緒にして晩霜害といったり、凍霜害といったりします。</p>



<p>　晩霜が起きれば、多くの植物が被害を受けますが、農業分野で特に問題になるのは次の2つのパターンです。</p>



<h4 class="wp-block-heading">茶に対する被害</h4>



<p>　茶摘みの歌でも有名ですが、お茶は茶の新芽を摘み取って作るもので、八十八夜頃(5月1日前後)一番盛んに摘み取られます。</p>



<p>　ですが、「八十八夜の別れ霜」という言葉があるように、この時期に晩霜が襲うと、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">新茶が減収となるだけでなく、茶樹の伸長に影響が出るなど、大きな打撃を受けます</span></span>。</p>



<h4 class="wp-block-heading">落葉果樹に対する被害</h4>



<p>　落葉果樹とは、冬の間は葉を落として休眠していて、春になると一斉に新芽を伸ばしたり、花をつけたりして成長する果樹の仲間です。</p>



<p>　日本で栽培されている果樹のうち、かんきつ類とびわ以外は、ほとんど落葉果樹の範疇に入ります。</p>



<p>　晩霜で大きな被害を受けるのは、落葉果樹のうちでも、なし、かき、りんご、ももなどです。</p>



<p>　落葉果樹の被害では、ちょうど<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">開花期に霜に合うと、花が不稔(実をつけない)となったり、落花したりして、収量に大きな影響を及ぼします</span></span>。</p>



<p>　また、<span class="marker-under-red"><span class="bold-red">新梢の先端などに被害を受けると、その年伸びるはずの枝が伸びなくなり、後年にわたって生育に影響を与えることもあります</span></span>。</p>



<!-- MAF Rakuten Widget FROM HERE -->
<script type="text/javascript">MafRakutenWidgetParam=function() { return{ size:'468x160',design:'slide',recommend:'on',auto_mode:'on',a_id:'3789498', border:'off'};};</script><script type="text/javascript" src="//image.moshimo.com/static/publish/af/rakuten/widget.js"></script>
<!-- MAF Rakuten Widget TO HERE -->



<h4 class="wp-block-heading">まとめ</h4>



<p>　以上、どのようなことで晩霜が起きるか、晩霜はどのような被害をもたらすかについて説明しました。</p>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">晩霜はかなり地域的な現象</span></span>で、同じ市の中でも、霜のおりやすいところと、そうでないところがあります。</p>



<p>　この記事では主として霜のメカニズムを説明しましたが、霜をどう予知するか、霜が降りそうなときにはどのようにすればよいかについては、<a href="https://www.agriweather-jp.com/bosai-banso/">別稿<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>で改めて説明します。</p>



<p>　最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<a rel="nofollow" href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"><img decoding="async" src="//image.moshimo.com/af-img/0068/000000004159.gif" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img decoding="async" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" width="1" height="1" style="border:none;">
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-shimo/">霜の被害はなぜ起きる</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>西高東低は冬の主人公</title>
		<link>https://www.agriweather-jp.com/chishiki-seiko/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[天気のおっちゃん]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 19 Jan 2023 12:51:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[気象の基礎知識]]></category>
		<category><![CDATA[雪・霜]]></category>
		<category><![CDATA[JPCZ]]></category>
		<category><![CDATA[すじ状の雲]]></category>
		<category><![CDATA[大雪]]></category>
		<category><![CDATA[西高東低]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.agriweather-jp.com/?p=263</guid>

					<description><![CDATA[<p>西高東低型で大雪がふるのはなぜか、JPCZはどのようなもので大雪との関係は?　冬の気圧配置について解説します</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-seiko/">西高東低は冬の主人公</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>　冬の天気予報の定番として、<span class="bold-red">「西高東低型の気圧配置」「冬型」「東北・北陸の日本海側で雪」</span>というのをよくききますよね。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">西高東低型だとなぜ雪が降るのか、太平洋側にはどんな影響があるのか、大雪となるJPCZとはどんなものか、</span></span>解説します。</p>



<h2 class="wp-block-heading">西高東低型とは</h2>



<p>　西高東低型は冬の気圧配置では普通にみられ、<span class="bold">日本海側は雪、太平洋側は晴れて乾燥</span>という天気になることが多いです。</p>



<p>　日本海側にとっては、毎年のこととはいえ、大雪は大きな問題となります。</p>



<p>　もちろん、<span class="bold">農業においても、雪国ではほとんど外での農作業はできないですし、ハウスの大雪対策についても、コストや手数がかかってしまいます。</span></p>



<p>　一方、太平洋側の地方は、いわゆるからっ風状態で、雪なんて降らないと思う方も多いですが、まれに大雪に襲われることがあります。</p>



<h4 class="wp-block-heading">西高東低型気圧配置</h4>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/d248ee52fe52f9d41eb292d88b6dcf96.png" alt="西高東低型の天気図　2023年1月25日9時" class="wp-image-377" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/d248ee52fe52f9d41eb292d88b6dcf96.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/d248ee52fe52f9d41eb292d88b6dcf96-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2023年1月25日9時の天気図(気象庁)　西高東低型</figcaption></figure>



<p>　図は、風雪が強まった2023年1月25日9時の気圧配置です。</p>



<p>　図のように、<span class="bold-red">大陸のある西側に高気圧、太平洋やオホーツクなど東側に低気圧がある状態を西高東低といい、これが冬型の気圧配置です。</span></p>



<p>　基本的に風は高気圧から低気圧に向かって吹くので、<span class="bold">日本付近は日本海から太平洋に向けて風が吹く</span>ことになります。</p>



<p>　もともとシベリヤからの風は冷たくて乾いているのですが、日本海上空で性質が変わります(気団変質といいます)。</p>



<p>　<span class="bold-red">日本海は風の気温に比べて暖かく、乾いた風は日本海から熱と水分の供給を受けます。</span></p>



<p>　この風が<span class="bold-red">上昇気流を起こして雲となり、日本海側に雪を降らせます。</span></p>



<p>　これが分水嶺の山地をこえると、湿度が低くなり、からっ風となるため、太平洋側は雲が少ない好天となります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">すじ状の雲というのはどのような雲か</h2>



<p>　冬型気圧配置の時に、海上にすじ状の雲が発生します(上の写真の日本海及び黄海、東シナ海)。</p>



<p>　これは、<span class="bold"><span class="marker-under-red">地表付近の大陸からの冷たい風が、暖かい日本海から水蒸気と熱を受けて、積雲や積乱雲を作り、その雲が風向きに沿って列を作って並んでいるもの</span></span>です。</p>



<p>　夏とは異なり、雲は高くならないのですが、次々と日本にやってきて、雪を降らせます。</p>



<a rel="nofollow" href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"><img loading="lazy" decoding="async" src="//image.moshimo.com/af-img/0068/000000004159.gif" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img loading="lazy" decoding="async" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" width="1" height="1" style="border:none;">



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="601" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/JPCZ20230124140000-1024x601.jpg" alt="冬のすじ状の雲とJPCZの衛星画像" class="wp-image-363" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/JPCZ20230124140000-1024x601.jpg 1024w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/JPCZ20230124140000-300x176.jpg 300w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/JPCZ20230124140000-768x451.jpg 768w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/JPCZ20230124140000.jpg 1038w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">2023年1月24日14時30分のひまわり可視画像(気象庁)</figcaption></figure>



<h2 class="wp-block-heading">JPCZとは何か</h2>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-red">JPCZとは</span></span><span class="bold">日本海寒帯気団収束帯</span>のことで、強い冬型の時に現れ、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">山陰から北陸に大雪をもたらします。</span></span></p>



<p>　北朝鮮の山岳により２つに分かれたシベリアからの風が、日本海で水分を含んだのち、日本海の真ん中あたりで再び合流すると、上昇気流が起こり、通常の筋状雲より強い積乱雲や積雲となり、日本に大雪をもたらします。</p>



<p>　衛星写真で見ると、筋状の雲の真ん中に、丸みのある雲が列をなしていることでJPCZの存在を確かめられます(上の写真参照)。</p>



<p>　南東向きのLモードの雲が西側に、それと直角の北東向きのTモードの雲が東側にできることがよくあります。</p>



<p>　<a href="https://www.data.jma.go.jp/video/data/kansoku/himawari/2021/j20211226.mp4">気象庁の動画<span class="fa fa-share-square external-icon anchor-icon"></span></a>でこの様子がよくわかります。</p>



<h4 class="wp-block-heading">JPCZによって太平洋側に大雪が降る</h4>



<p>　<span class="bold-red">西高東低で太平洋側に大雪が降るのはどのようなときでしょうか。</span>先ほどのJPCZの動画をご覧ください。</p>



<p>　この動画では、彦根や和田山(いずれも関西の内陸)に雪を降らせるだけでなく、濃尾平野にも雪を降らせています。</p>



<p>　実際、この動画がとられたときは、名古屋にも大雪が降り、新幹線の運行にも支障が出たようです。</p>



<p>　動画でも濃尾平野から伊勢湾にかけて雲が流れていく様子がよくわかります。</p>



<h4 class="wp-block-heading">JPCZの指向する方向に注意</h4>



<p><br>　JPCZの雲は、通常の筋状雲より背が高く、分水嶺の山地を超えていくことがあります。</p>



<p>　特に、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">山陰から若狭湾にかけては、高山が少なく、JPCZの雲が容易に太平洋側や瀬戸内に流れてきます。</span></span></p>



<p>　これまで、JPCZによると思われる大雪は、濃尾平野のほかに、神戸や広島でも観測されています。</p>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">JPCZができたら、その雲の流れていく方向を確認し、自分の地域を指向していないか、確認することが大切</span></span>です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">まとめ</h2>



<p>　西高東低型はよく見られる冬の気圧配置で、通常は日本海側が雪、大平洋側が晴れという天気パターンになります。</p>



<p>　しかし、JPCZが形成されるような強い冬型になると、<span class="bold-red"><span class="marker-red">JPCZの指向する方向によっては、大平洋側や瀬戸内に大雪を降らせることがあります。</span></span></p>



<p>　太平洋側の皆さんも、冬型だから大丈夫ではありませんので、常に気象情報に関心を持っていただくようお願いします。</p>



<p>　天気図の見方は<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tenkizu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>。</p>



<p>　最後まで読んでいただき、ありがとうございました。</p>



<a rel="nofollow" href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"><img loading="lazy" decoding="async" src="//image.moshimo.com/af-img/0068/000000004159.gif" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img loading="lazy" decoding="async" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=3789503&#038;p_id=170&#038;pc_id=185&#038;pl_id=4159" width="1" height="1" style="border:none;">
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-seiko/">西高東低は冬の主人公</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		<enclosure url="https://www.data.jma.go.jp/video/data/kansoku/himawari/2021/j20211226.mp4" length="14291218" type="video/mp4" />

			</item>
		<item>
		<title>大雪をもたらす南岸低気圧</title>
		<link>https://www.agriweather-jp.com/chishiki-nangan/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[天気のおっちゃん]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Jan 2023 06:41:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[気象の基礎知識]]></category>
		<category><![CDATA[雪・霜]]></category>
		<category><![CDATA[南岸低気圧]]></category>
		<category><![CDATA[大雪]]></category>
		<category><![CDATA[天気図]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.agriweather-jp.com/?p=181</guid>

					<description><![CDATA[<p>太平洋側に大雪をもたらす南岸低気圧。事前に知る方法やメカニズムについて解説します。</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-nangan/">大雪をもたらす南岸低気圧</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>　太平洋側の地方に大雪をもたらす<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">南岸低気圧</span></span>とはどのようなものでしょうか。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">数年に一度、関東や関西など普段雪の降らないところに大雪が降り、ビニルハウスの倒壊など大きな被害を出す、農業上の大きな脅威です。</span></span></p>



<p>　太平洋側の大雪を事前に知る方法や大雪を降らせるメカニズムなど、南岸低気圧について解説します。</p>



<h2 class="wp-block-heading">南岸低気圧の被害とは</h2>



<h4 class="wp-block-heading">2014年のバレンタイン豪雪</h4>



<p>　南岸低気圧による農業被害で記憶に新しいのは、2014年(平成26年)2月の<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">バレンタイン豪雪</span></span>でしょう。</p>



<p>　関東地方を中心に積雪があり、甲府で1m超え、前橋や熊谷で50cm超え、東京でも30cm前後の積雪となりました。</p>



<p>　<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9026%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%9B%AA">Wikipedia<span class="fa fa-share-square external-icon anchor-icon"></span></a>によれば、大雪でビニールハウスの倒壊などが相次ぎました。</p>



<p>　<span class="bold">山梨県ではブドウハウスの8割が被災、群馬県や埼玉県では200億円を超える被害(速報値)が出た</span>とのことです。</p>



<h4 class="wp-block-heading">1995年の関西地方の大雪</h4>



<p>　関西地方でも1995年1月31日～2月1日にかけて、南岸低気圧による積雪があり、こちらもハウス倒壊の大きな被害が出ました。</p>



<p>　31日夕方から降り出した雪は深夜に一度やみましたが、明け方から再度降雪が続きました。</p>



<p>　水分の多い重い雪がブドウハウスを襲いました。</p>



<p>　<span class="bold">ハウスの倒壊から棚の倒壊やブドウの折損、抜根などが連鎖し、大阪府では30億円を超える被害</span>となりました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">天気図での南岸低気圧</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/6d74e0dc9c6b4a84c048f86e7c42fd1c.png" alt="南岸低気圧の天気図" class="wp-image-185" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/6d74e0dc9c6b4a84c048f86e7c42fd1c.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/6d74e0dc9c6b4a84c048f86e7c42fd1c-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2013年1月7日9時の天気図(気象庁)　南岸低気圧型</figcaption></figure>



<p>　それでは、天気図で南岸低気圧を見てみましょう。天気図の見方は<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tenkizu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>。</p>



<p>　東シナ海周辺で発生した低気圧が、日本の南岸の太平洋を北東～東北東に進むコースを発達しながら進むことは、年中起こります。</p>



<p>　上に示した天気図では、四国沖の前線を伴った低気圧が南岸低気圧と呼べるコースをとっています。</p>



<p>　冬期にこのコースを通るとき、あとで述べる様々な条件が重なると、太平洋側が雨にならずに雪になります。</p>



<p>　この解説では、雪を降らせた(または雪を降らせる可能性のある)低気圧を南岸低気圧として扱います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大雪が降る条件</h2>



<h4 class="wp-block-heading">雪が降る一般的な条件</h4>



<p>　太平洋側に<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">南岸低気圧が大雪を降らせるには、いくつかの条件が重なることが必要</span></span>です。</p>



<p>　一般に雪が降るには次の条件が必要だといわれています。</p>



<p>　　<span class="bold">条件1</span>　<span class="bold">上空に雨雲がある</span>こと(雲が薄いと雪は舞っても積雪にはつながりにくい)</p>



<p>　　<span class="bold">条件2</span>　<span class="bold">上空約1500ｍ(850hPa)の気温が-3～-6℃以下である</span>こと</p>



<p>　　<span class="bold">条件3</span>　<span class="bold">地表の温度が0℃以下か、0℃以上なら湿度が低いほど高温でも雪</span>となる。</p>



<h4 class="wp-block-heading">南岸低気圧で大雪となる条件</h4>



<p>　では、南岸低気圧について、積雪の条件を検証してみましょう。</p>



<p>　<span class="bold">条件1について</span>、東シナ海で発生して発達中の低気圧は、雨雲を伴っているのが普通ですので、この条件にあてはまります。</p>



<p>　<span class="bold">条件2について</span>は、冬に1500mで-3℃以上になることは太平洋側ではよくあります。</p>



<p>　従って、これが大雪を降らせるかどうかの、一つの目安となります。</p>



<p>　<span class="bold">条件3について</span>は、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">太平洋側で気温が0℃以下になることは少なく、一つの目安となりますが、5℃以下なら注意は必要で、被害を出すこともあります。</span></span></p>



<p>　バレンタイン豪雪、関西の大雪の2つのパターンは東京、大阪の気温が0℃前後で推移したパターンです。</p>



<p>　0℃以上で雪が降ると、湿った雪となり、雪の重みが増して大きな被害につながることが多いです。</p>



<h4 class="wp-block-heading">低気圧のコースに注意</h4>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="317" height="423" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/nangan_low_north.png" alt="関東で雪になる南岸低気圧のコース" class="wp-image-192" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/nangan_low_north.png 317w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/nangan_low_north-225x300.png 225w" sizes="(max-width: 317px) 100vw, 317px" /><figcaption class="wp-element-caption">関東で雪になる南岸低気圧のコース(気象庁)</figcaption></figure>



<p>　南岸低気圧で大雪になるときに、もう一つ注意しなければいけないのは低気圧の通るコースです。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">関東では低気圧が八丈島より北を通ると被害が出る雪になる</span></span>といわれています。</p>



<p>　関西では距離についてあまり記載したものは見当たりません。</p>



<p>　が、八丈島と東京の距離から考えれば、<span class="bold"><span class="marker-under-red">潮岬をかすめるようならかなり危ない</span></span>といえそうです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">南岸低気圧の大雪をどう予知するか</h2>



<p>　このように<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">大きな被害を出す南岸低気圧ですが、実は予報の難しい現象です。</span></span></p>



<p>　低気圧の発達と雨雲の発生の予想はできても、上空や地表の微妙な気温の差、低気圧の通るルートの微妙な違いで、大雪とただの雨の差ができてしまいます。</p>



<p>　気象庁が<a href="https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yohokaisetu/ooyuki.html#201402ooyuki">予想が難しい現象<span class="fa fa-share-square external-icon anchor-icon"></span></a>として、バレンタイン豪雪を紹介するほど難しい現象です。</p>



<p>　注意しておいてほしいのは次のようなことです。</p>



<p>　　<span class="bold">○冬、東シナ海南部に前線を伴うような<span class="marker-under-red">発達中の低気圧</span>がある。</span></p>



<p>　　<span class="bold">○日頃<span class="marker-under-red">大雪のない太平洋側で広い範囲で大雪注意報</span>が出ているか、出そうだといっている。</span></p>



<p>　　<span class="bold">○天気予報の解説で、｢<span class="marker-under-red">南岸低気圧</span>｣、｢<span class="marker-under-red">太平洋側で大雪の恐れ</span>｣という言葉が出る。</span></p>



<p>　暖冬の年でも南岸低気圧の大雪は起こります。日頃から天気予報には注意しましょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">南岸低気圧のまとめ</h2>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">南岸低気圧は太平洋側に大雪をもたらす危険な気象現象</span></span>で、農業、特にハウスに甚大な災害を与えます。</p>



<p>　南岸低気圧が大雪を降らせる条件は複雑で、<span class="bold">予報の難しい現象</span>です。</p>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">早めの対応が必要なので、常に天気予報には注意</span></span>しておきましょう。</p>



<p>　　天気図の見方は<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tenkizu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>。</p>



<p>　最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-nangan/">大雪をもたらす南岸低気圧</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
