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	<title>前線 アーカイブ - 気象のうと</title>
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	<description>気象と農をつなぐ　by天気のおっちゃん</description>
	<lastBuildDate>Sun, 03 Mar 2024 02:15:34 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
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	<title>前線 アーカイブ - 気象のうと</title>
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	<item>
		<title>お天気入門（4月から6月)</title>
		<link>https://www.agriweather-jp.com/chishiki-nyuumon1/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[天気のおっちゃん]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 12 Feb 2024 02:16:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お天気入門]]></category>
		<category><![CDATA[気象の基礎知識]]></category>
		<category><![CDATA[前線]]></category>
		<category><![CDATA[天気図]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.agriweather-jp.com/?p=814</guid>

					<description><![CDATA[<p>自治体やJA職員のためのお天気入門。一年間の記事を三ヶ月毎にまとめました。まずは4月～6月。一般の方にも読みやすい記事です。</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-nyuumon1/">お天気入門（4月から6月)</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>　自治体やJAなどの職員さんが、農家さんと話をするときに、よくお天気の話題になることがあります。</p>



<p>　でも、｢いいお天気ですね｣とか、｢雨が降りそうですね｣以上の話になると、なかなか農家について行けません。</p>



<p>　少しでもこうした人たちに気象のことを知ってほしいし、農家さんに｢よく知ってるな｣と思われてほしい。</p>



<p>　そうした願いから、この一連の記事を作成しました。</p>



<p>　一年かけてある農業団体の広報誌に連載した原稿を元に、三ヶ月ずつにまとめました。</p>



<p>　まずは、4月～6月、入門編と梅雨がテーマです。</p>



<p>　ブログの他の記事と重複する内容もありますが、<strong><span class="marker-under">これだけを読んでも一通りの気象知識が身につく</span></strong>と思います。</p>



<p>　ぜひ読んでください。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">天気図見てますか　―　お天気を知るには天気図から</a><ol><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">天気図に引いてある線は何？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">等圧線は等高線と似ている</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">等圧線で風がわかる</a></li></ol></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">低気圧と前線は雨の便り　―　天気の急変にご注意！</a><ol><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">上昇気流が雲を作る</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">前線は暖気と寒気のぶつかるところ</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">温暖前線はしとしと雨、寒冷前線は雷雨</a></li></ol></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">梅雨前線は冬と夏とのせめぎ合い　―　なぜ梅雨に雨が多いのか</a><ol><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">梅雨の主役は梅雨前線</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">梅雨の後半は大雨に警戒を</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">梅雨明けでいよいよ夏本番</a></li></ol></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">天気図見てますか　―　お天気を知るには天気図から</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/f20a10b48cc6a5df5dee8b08a5552ba2.jpg" alt="令和5年2月2日の天気図4(気象庁HPより)" class="wp-image-815" style="width:840px;height:auto" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/f20a10b48cc6a5df5dee8b08a5552ba2.jpg 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/f20a10b48cc6a5df5dee8b08a5552ba2-300x291.jpg 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">令和5年2月2日の天気図4(気象庁HPより)</figcaption></figure>



<p>　この図は、冬のある日の天気図です。</p>



<p>　これから始まる一連の記事を読めば、最後には天気図を見て、この日のあなたの町のおおよその風向き、天気、暖かい日か寒い日かがあなたにもわかります。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc2">天気図に引いてある線は何？</span></h4>



<p>　天気図には日本周辺の地図のほかに、くねくね曲がる線やら、高気圧と低気圧、それに前線の記号が書かれています。</p>



<p>　くねくねと曲がっている線は、「等圧線」といいます。</p>



<p>　<strong>等圧線は地上の気圧(空気の圧力)が同じ点を結んだ線</strong>です。</p>



<p>　通常の地図でいう等高線と同じような意味がある、天気図にとっては大事な線です。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc3">等圧線は等高線と似ている</span></h4>



<p>　地形を表す地図では、標高が高いところ、低いところが等高線で示されているように、天気図では気圧の高低が等圧線で示されます。</p>



<p>　水が標高の高いところ(山)から低いところ(谷)に流れるのと同じように、<strong><span class="marker-under">空気は気圧の高いところ(高気圧)から低いところ(低気圧)に流れます。</span></strong></p>



<p>　空気が流れるということは、風が吹くということです。</p>



<p>　等高線が混んでいると急傾斜で水の流れが激しいのと同様に、<strong><span class="marker-under">等圧線が混んでいるときは風が強くなります。</span></strong></p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc4">等圧線で風がわかる</span></h4>



<p>　日本列島ぐらいの大きな空間規模で見れば、概ね等圧線に直角に、高気圧から低気圧に風が吹くと考えて問題ありません。</p>



<p>　先ほどの天気図を見ると、中国に高気圧、千島に低気圧があるので、この日は中国から千島へ、即ち西風が吹いていたということがわかります。</p>



<p>　しかも、等圧線が混んでいることから、風が強かったこともわかるのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">低気圧と前線は雨の便り　―　天気の急変にご注意！</span></h2>



<p>　ここまで、風は高気圧から低気圧に向かって吹くことを説明しました。</p>



<p>　<strong>低気圧へは全方向から風が吹き込んできます。</strong></p>



<p>　<strong>吹き込んだ風は行き場を失って、上空へと上がっていきます。これが上昇気流です。</strong></p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc6">上昇気流が雲を作る</span></h4>



<p>　天気に直接影響する高度約１５キロまででは、ふつう上空に行くほど気温が低くなります。</p>



<p>　上昇気流が上空に行くと、水蒸気は冷やされて水や氷に変わります。これが雲です。</p>



<p>　この時、<strong><span class="marker-under">上空と地表との気温差が大きいほど、また、地表付近の湿度が高いほど、雲は急速に発達し、積乱雲(雷雲)となって、雨や雷の原因</span></strong>となります。</p>



<p>　こういう状態のことを、「大気が不安定」といいます。</p>



<p>　<strong>低気圧の中心付近は、こうした上昇気流による雲によって、雨になることが多い</strong>です。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc7">前線は暖気と寒気のぶつかるところ</span></h4>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="444" height="430" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/dfad323b8772109809762ed5387e497d.jpg" alt="令和５年３月１０日の天気図（気象庁HPから）" class="wp-image-817" style="width:711px;height:auto" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/dfad323b8772109809762ed5387e497d.jpg 444w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/dfad323b8772109809762ed5387e497d-300x291.jpg 300w" sizes="(max-width: 444px) 100vw, 444px" /><figcaption class="wp-element-caption">令和５年３月１０日の天気図（気象庁HPから）</figcaption></figure>



<p>　では、天気図を見てみましょう。</p>



<p>　北海道にある低気圧の東側には半円のついた赤い線、西側にはくさび型のついた青い線が引いてあります。</p>



<p>　赤い線は温暖前線、青い線は寒冷前線といいます。</p>



<p>　低気圧中心に向かって集まる風には、主に南から吹く暖かい風と、主に北から吹く冷たい風があり、低気圧周辺では、暖かい風と冷たい風がぶつかっています。</p>



<p>　<strong>前線とは、こうした空気のぶつかる場所が地上のどのあたりにあるかを示しています。</strong></p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc8">温暖前線はしとしと雨、寒冷前線は雷雨</span></h4>



<p>　温暖前線では暖かく軽い風が優勢で、冷たい風とぶつかると、その上へのしかかるようにゆるやかに進んでいきます。</p>



<p>　上昇の速度が遅いので、雲はゆっくり発達し、しとしとと長時間降る雨になります。</p>



<p>　一方、寒冷前線は逆に冷たく重い風が優勢のため、冷たい風が暖かい空気の下へもぐりこみ、暖かい空気は急激に押し上げられます。</p>



<p>　そのため、激しい上昇気流が起こり、積乱雲が発達します。</p>



<p>　<strong><span class="marker-under">寒冷前線が近づくと、天気が急変し、雷雨や強雨になった後、急に気温が下がる</span></strong>のはこのためで、大雨や強風に対する防災上の注意が必要です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">梅雨前線は冬と夏とのせめぎ合い　―　なぜ梅雨に雨が多いのか</span></h2>



<p>　6月に入るといよいよ梅雨（つゆ）です。</p>



<p>　大阪の平年の梅雨入りは6月6日頃です。</p>



<p>　大阪では、年間雨量の30％弱が6月と7月に降っています。</p>



<p>　うっとうしいけれども、農業にとっては、水の恵みをもたらしてくれる大事な季節です。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc10">梅雨の主役は梅雨前線</span></h4>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="476" height="460" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/730971518d5d6bdddd2be81581c3d926.jpg" alt="梅雨前線の天気図（気象庁HPから）" class="wp-image-819" style="width:565px;height:auto" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/730971518d5d6bdddd2be81581c3d926.jpg 476w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2024/02/730971518d5d6bdddd2be81581c3d926-300x290.jpg 300w" sizes="(max-width: 476px) 100vw, 476px" /><figcaption class="wp-element-caption">梅雨前線の天気図（気象庁HPから）</figcaption></figure>



<p>　天気図を見てみましょう。</p>



<p>　関東から九州・南西諸島にかけて温暖前線と寒冷前線が重なったような前線が描かれています。</p>



<p>　これは<strong>動きが遅いことから停滞前線と呼ばれていて、梅雨に多く見られることから、梅雨前線とも呼ばれます。</strong></p>



<p>　梅雨期の停滞前線ではオホーツク海付近から吹く冷たい風と、小笠原付近から吹く暖かい風がぶつかり、ラグビーのスクラムのように押し合っています。</p>



<p>　押し合いで行き場を失った空気は、上昇気流となって雲を作り、雨を降らせます。</p>



<p>　梅雨に雨が多いのは、<strong><span class="marker-under">動きの遅い停滞前線で次々と雨雲ができるため、同じ場所で長時間、雨が降り続ける</span></strong>からなのです。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc11">梅雨の後半は大雨に警戒を</span></h4>



<p>　梅雨入り後しばらくは、晴れたり、雨が降ったりといったはっきりしない天気が続くことが多いです。</p>



<p>　しかし、7月に入ると、南の風が優勢になってきます。</p>



<p>　7月の湿った暖かい太平洋からの風が、冷たい風とぶつかると、時に、次から次へと雲を作り、同じところに集中豪雨を降らせることがあります。</p>



<p>　雲が線状に並ぶので、<strong><span class="bold-red">線状降水帯</span></strong>と呼んでいます。</p>



<p>　九州北部豪雨や西日本豪雨など、7月に西日本に大きな被害を与えた<strong><span class="marker-under">豪雨は、この線状降水帯によるものが多く、警戒が必要です。</span></strong></p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc12">梅雨明けでいよいよ夏本番</span></h4>



<p>　夏の太平洋高気圧が大きく張り出すと、梅雨前線は北上し、梅雨が明けます。</p>



<p>　大阪の平年の梅雨明けは、7月19日頃です。</p>



<p>　梅雨明け10日といって、梅雨明け後10日間ぐらいは天気が安定し、夏の厳しい暑さとなります。</p>



<p>　農作業では、水田の中干しに適した時期となります。</p>



<p>　一方、<strong>熱中症が急増するのもこのころ</strong>で、野外の作業には注意が必要です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc13">まとめ</span></h2>



<p>　お天気入門、4月から6月は初級編です。どうでしたか。</p>



<p>　より詳しく知りたい方は、このブログ内にくわしい記事があるので、そちらもご覧ください。　</p>



<p>　天気図については、<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tenkizu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>をご覧ください。</p>



<p>　前線については<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-zensen/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>、梅雨については<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tsuyu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>もご覧ください。</p>



<p>　最後までお読みくださりありがとうございました。</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-nyuumon1/">お天気入門（4月から6月)</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>防災のために前線を知ろう</title>
		<link>https://www.agriweather-jp.com/chishiki-zensen/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[天気のおっちゃん]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 14 Jan 2023 05:59:07 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[天気図]]></category>
		<category><![CDATA[気象の基礎知識]]></category>
		<category><![CDATA[低気圧]]></category>
		<category><![CDATA[前線]]></category>
		<category><![CDATA[防災]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.agriweather-jp.com/?p=154</guid>

					<description><![CDATA[<p>天気図に出てくる前線とは？雨がよく降るのはなぜ？前線の種類とその性質、防災上の注意点などをわかりやすく解説します。</p>
<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-zensen/">防災のために前線を知ろう</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>　天気図には等圧線や高気圧、低気圧のほかに、前線というものが書かれています。</p>



<p>　前線の近くでは天気が悪いということは、誰でも何となく知っていることですが、なぜ前線の近くで雨が降るのかを説明できる人は少ないのでは。</p>



<p>　この記事では、<span class="bold-red"><span class="marker-under">前線の種類とその性質、防災上の注意点などをわかりやすく解説します。</span></span></p>



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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">天気図で前線を見てみよう</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">前線では何が起きているのか</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">前線の種類と特徴を知ろう</a><ol><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">温暖前線はしとしと長時間の雨</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">寒冷前線は天気の大きな変化に注意</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">温暖前線は東側、寒冷前線は西側</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">停滞前線は集中豪雨に要注意</a></li></ol></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">閉塞前線は低気圧の最盛期</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">天気図で前線を見てみよう</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image.png" alt="3種類の前線が表示された天気図" class="wp-image-156" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2022年11月2日の予想天気図(気象庁)　3種類の前線</figcaption></figure>



<p>　上の図はある日の予想天気図です。</p>



<p>　サハリンの西に低気圧があって、低気圧から、半円が上向きにくっつく赤い線と、くさび形が下向きにくっつく線がのびています。</p>



<p>　この半円付きの赤い線が<span class="bold-red">温暖前線</span>、くさび形付きの青い線が<span class="bold-blue">寒冷前線</span>です。</p>



<p>　また、天気図の下側の太平洋にも低気圧があって、温暖前線が東へ、寒冷前線が西へ延びていますが、寒冷前線の先(四国の南あたり)には、温暖前線の記号と寒冷前線の記号が交互に書かれた記号が続いています。</p>



<p>　これを<span class="bold-green">停滞前線</span>といいます。</p>



<p>　この図にはない<span class="bold">閉塞前線</span>と併せて、天気図には4種類の前線が描かれているのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">前線では何が起きているのか</span></h2>



<p>　それでは、前線では何が起きているのでしょうか。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under">前線では冷たい空気と乾いた空気、湿った空気と乾いた空気など、性質の異なる空気がぶつかっています。</span></span></p>



<p>　天気図に描かれている前線は、地上部分のみを描いているので、線になっています。</p>



<p>　ですが、空気どおしがぶつかっているので、実際の前線は地上から上空に向かって面を作っており、これを前線面といいます。</p>



<p>　前線面では、暖かい空気は軽いので上へ浮き、冷たい空気は重いので下に沈むことによって、<span class="bold"><span class="marker-under">上昇気流が起こり、雲ができ雨を降らせる</span></span>ことになるのです。</p>



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<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">前線の種類と特徴を知ろう</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-1.png" alt="前線が表示された天気図" class="wp-image-159" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-1.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-1-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2022年11月2日の予想天気図(気象庁)　3種類の前線</figcaption></figure>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc4">温暖前線はしとしと長時間の雨</span></h4>



<p>　<span class="bold-red"><span class="marker-under">温暖前線</span></span>は、主に南方向から吹く暖かい風が、冷たい空気の上に、乗り上がろうとする場合にできる前線です。</p>



<p>　暖かい空気は冷たい空気より軽いので、冷たい空気にぶつかると上に乗り上げて、じわじわ上昇を続けます。</p>



<p>　上空に行くにつれて、気温が低くなり、水蒸気が凝結して水滴や氷の粒になり、雲となって雨を降らせます。</p>



<p>　暖かい空気が緩やかに上昇するので、層状の雲(高層雲や乱層雲)をつくります。</p>



<p>　そのため、寒冷前線に比べると<span class="bold-red"><span class="marker-under">時間雨量は少ないですが、長時間降ることが多い</span></span>です。</p>



<p>　前線に描かれている半円形は、暖気の進む方向＝前線の進む方向を表しており、半円のある側に進みます。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc5">寒冷前線は天気の大きな変化に注意</span></h4>



<p>　<span class="bold-blue"><span class="marker-under-blue">寒冷前線</span></span>は、主に北方向から吹く冷たい風が、暖かい空気の下に潜り込もうとする場合にできる前線です。</p>



<p>　暖かい空気は冷たい空気より軽いので、冷たい空気に押されることで急激に上昇します。</p>



<p>　この上昇気流が冷やされ雲になるのは温暖前線と同じですが、暖気が急上昇するので、できる雲は積雲や積乱雲と行った団塊状の雲となります。</p>



<p>　こうした雲による<span class="bold-blue"><span class="marker-under-red"><span class="bold-red">雨は、継続する時間は短いのですが、短い時間に多くの雨量をもたらす「短時間強雨」となることが多い</span></span></span>です。</p>



<p>　特に<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">積乱雲は、一時的な強雨、突風や雷だけでなく、ひょう、竜巻といった激しい気象現象を伴うことがあるため、防災上注意が必要です。</span></span></p>



<p>　また、地上付近を寒冷前線が通過すると、風向きが南寄りから北寄りに急激に変化し、<span class="bold">気温が急激に下降する</span>こともあります。</p>



<p>　寒冷前線のくさび形は、寒気の動く方向(=前線の進む方向)を表しており、くさび形のとがった方へ前線は動きます。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc6">温暖前線は東側、寒冷前線は西側</span></h4>



<p>　低気圧は反時計回りの渦巻きになっている(低気圧の解説は<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tenkizu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>)ので、南からの風は東側から、北からの風は西側から吹き込みます。</p>



<p>　従って、暖気が吹き込む温暖前線は低気圧の東側(右側)に、寒気が吹き込む寒冷前線は低気圧の西側(左側)にできます。</p>



<p>　普通、<span class="bold">寒冷前線は温暖前線より速く動く</span>ため、寒冷前線は低気圧から西側→南側→東側へと反時計回りに進んでいきます。</p>



<p>　下図では、太平洋の低気圧の寒冷前線は低気圧の西側に伸びていますが、サハリンの低気圧では南東方向に伸びているのがわかります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-2.png" alt="3種類の前線が表示された天気図" class="wp-image-166" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-2.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/20221101053000_0_Z__C_010000_20221101000000_MET_CHT_JCIfsas24_Rjp_JCP600x581_JRcolor_Tjmahp_image-2-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2022年11月2日の予想天気図(気象庁)　3種類の前線</figcaption></figure>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc7">停滞前線は集中豪雨に要注意</span></h4>



<p>　上図の沖縄本島の南に描かれている前線が、<span class="bold-green"><span class="marker-under">停滞前線</span></span>です。</p>



<p>　停滞前線は、寒気と暖気、乾いた空気と湿った空気がぶつかり合って、押し合っている状況と考えてもらうとわかりやすいです。</p>



<p>　冷たい空気と暖かい空気が「がっぷり四つ」にぶつかっているので、寒冷前線と温暖前線が重なったような記号になっていると覚えてください。</p>



<p>　空気はがっぷり四つになって逃げ道がなくなり、ぶつかった空気はやはり上昇気流となります。</p>



<p>　停滞前線は名前の通り、南北方向にあまり移動せず、次々と雨雲をもたらすことから、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">降り始めからの雨量が多くなりやすい</span></span>です。</p>



<p>　また、台風や低気圧、気圧配置などの影響を受け、<span class="bold-red"><span class="marker-under-red">集中豪雨の災害をもたらすことから、最も警戒が必要な気象現象の一つ</span></span>です。</p>



<p>　停滞前線が6～7月にできると「<span class="bold">梅雨前線</span>（ばいうぜんせん）」、9月頃にできると「<span class="bold">秋雨前線</span>（あきさめぜんせん）」といい、天気予報などではこちらを使っているようです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">閉塞前線は低気圧の最盛期</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/SPAS_COLOR_202211131200-3.png" alt="閉塞前線説明用の閉塞前の天気図" class="wp-image-170" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/SPAS_COLOR_202211131200-3.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/SPAS_COLOR_202211131200-3-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2022年11月13日21時の天気図(気象庁)　閉塞前</figcaption></figure>



<p>　まずは上図を見てください。</p>



<p>　日本付近に2つの低気圧がありますが、北側の低気圧と寒冷前線に着目してください。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="581" src="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/SPAS_COLOR_202211141200.png" alt="閉塞前線説明用の閉塞後の天気図" class="wp-image-171" srcset="https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/SPAS_COLOR_202211141200.png 600w, https://www.agriweather-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/SPAS_COLOR_202211141200-300x291.png 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">2022年11月14日21時の天気図(気象庁)　閉塞前線のある天気図</figcaption></figure>



<p>　24時間後の天気図です。</p>



<p>　先ほどの低気圧はカムチャッカ半島の南に移動して、寒冷前線は温暖前線と一体化していますね。</p>



<p>　寒冷前線のほうが温暖前線より速く動くため、温暖前線に追いついてしまったのです。</p>



<p>　このように<span class="bold">追いついた寒冷前線(=追いつかれた温暖前線)のこと</span>を<span class="bold"><span class="marker-under-red">閉塞前線</span></span>といいます。</p>



<p>　閉塞前線は低気圧の最盛期にできるもので、低気圧本体は徐々に衰えるか、閉塞点(=温暖前線と寒冷前線の分かれるところ)を中心とした別の低気圧ができるか、いずれかになります。</p>



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<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">まとめ</span></h2>



<p>　前線の種類とその性質、防災上の注意点などを解説しました。</p>



<p>　<span class="bold"><span class="marker-under-red">前線には4種類あること、性質の違う空気がぶつかり合っていること、雨を降らせること、防災上重要であること、以上がポイントです。</span></span></p>



<p>　天気図全般や高気圧、低気圧については、<a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-tenkizu/">こちら<span class="fa fa-external-link internal-icon anchor-icon"></span></a>をご覧ください。</p>



<p>　最後までお読みいただきありがとうございました。</p>



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<p>投稿 <a href="https://www.agriweather-jp.com/chishiki-zensen/">防災のために前線を知ろう</a> は <a href="https://www.agriweather-jp.com">気象のうと</a> に最初に表示されました。</p>
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